中年男性の高血圧患者のうち30%が
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
気をつけよう睡眠時無呼吸症候群 6. 高血圧
中年男性の高血圧患者のうち30%が閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)を発症しています(*1)。実は、高血圧の原因とOSASには深い関わりがあることがわかってきています。OSASが原因の高血圧は、以下のような症状や血圧の特徴がみられます。
(OSASの)症状
- 眠気、集中力の低下
- 早朝の頭痛、倦怠感
- 強いいびきや無呼吸
- 頻回の夜間覚醒、夜間頻尿
- 夜間呼吸困難(窒息感)
血圧の特徴
- 治療抵抗性高血圧(3剤以上のお薬で血圧コントロールができていない方)
- 早朝高血圧
- 夜間高血圧
このように、日中の眠気や集中力の低下などOSASの症状がある方、3剤以上のお薬で血圧をコントロールできていない方、あるいは夜間や早朝に血圧が上がる方はOSASにより高血圧が引き起こされている可能性があります。心当たりのある方はかかりつけの先生に相談し、OSASの検査を受けていただくことをお勧めします。
- (*1)Lancet. 1984 3;2(8410):1005-8.
関連リンク
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは