主な症状
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
SASの主な症状
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、夜間に繰り返し起こる無呼吸・低呼吸により、血液中の酸素が低下したり、頻繁に中途覚醒が発生したりすることで、身体にさまざまな悪影響をおよぼす病気です。代表的な症状は、下記のものとなります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の主な症状
- いびきをかく
- 睡眠中に呼吸が止まる、息苦しさを感じる
- 夜中に目が覚める、寝付きが悪い
- 何度もトイレに起きる
- 寝汗をかく・寝相が悪い
- 熟睡感がない
- 倦怠感・頭痛
- 日中の強い眠気
- 集中力・記憶力の低下
- 抑うつ状態(やる気が出ない、イライラなど)
- 性的欲求の低下
- ED(勃起機能不全)
顕著な症状「いびき」は、本人が気づかないことが多い
いびきや睡眠中の無呼吸は広く知られている代表的な症状ではありますが、本人が気づくことができないため、家族やパートナーからの指摘で気づくことが多いです。
また、全てのいびきが睡眠時無呼吸症候群(SAS)に繋がるとは限りません。お酒を飲んだときや疲れた時などに発生するいびきもあります。下記でいびきの種類をご紹介しています。
いびきの種類
眠気を伴わない睡眠時無呼吸症候群の人も
睡眠時無呼吸症候群(SAS)といえば、日中の眠気を伴うものだと思われていますが、必ずしもそうではありません。眠気を伴わない場合もあります。その他の症状とも照らし合わせてチェックするようにしましょう。
主な症状の中には、更年期障害やうつ病の症状と似ているものもあり、それらの病気と誤って判断された結果、SASが見逃されてしまうこともあります。
参考文献
日本呼吸器学会 / 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業「難治性呼吸器疾患・肺高血圧症に関する調査研究」班 (監), 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020, 南江堂, 2020.
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