睡眠時無呼吸症候群の概要

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時に無呼吸や低呼吸が発生する病気

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まる無呼吸になったり、もしくは浅い・弱いなどの低呼吸になったりする病気です。英語ではSleep Apnea Syndromeとなるため、その頭文字を取りSASとも呼ばれており、日本における潜在患者は約900万人(AHI≧15回/時)ともいわれています。

10秒以上無呼吸や低呼吸が続く状態が1時間に5回以上認められ、日中の眠気や中途覚醒、倦怠感などの症状がある場合に、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

突然死をもたらす危険性も

この病気の怖いところは、睡眠中に体へさまざまな負担がかかることです。その最たるものが、心臓への負担です。

SASを放置すると、心臓に大きな負担を与え、冠動脈疾患や心筋梗塞、脳梗塞などの発症につながり、突然死のリスクも高まります。

SASを放置すると突然死のリスクも高まる

治療することができる病気

一見、怖い病気ですが、SASは治療方法が確立しています。放置をすることで前述のような突然死や眠気による事故などを引き起こし、自身のみならず他者の命も脅かす結果を生みかねません。
したがって、早期発見・早期治療が重要になります。

無呼吸ラボでは、睡眠時無呼吸症候群について、主な症状や原因、合併症、病院への受診や検査、治療方法などをご紹介しています。

参考文献
日本呼吸器学会 / 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業「難治性呼吸器疾患・肺高血圧症に関する調査研究」班 (監), 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020, 南江堂, 2020.

睡眠時無呼吸症候群には、こんなリスクもあった
こんなに怖い
睡眠時無呼吸症候群
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SASは専門の医療機関を受診し検査を受けることによって判定できます。
いびきやSASについて心当たりのある方は、ぜひ一度ご相談されることをおすすめします。

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