いびきと病気

いびきが引き起こす病気とは?

いびきは高血圧や脳卒中、心疾患にかかりやすくなる

すべてのいびきが危険ではないものの、習慣的にいびきをかく(習慣性いびき症)成人は、病気などの罹患リスクが高まることを示す研究が複数あります。例えば、高血圧や脳卒中、虚血性心疾患など循環器疾患にかかるリスクが男女問わず高くなると言われています。

また、スウェーデンの研究では、習慣性いびき症の人はそうでない人に比べて、10年間の糖尿病発症率が約2倍になっていました。

妊娠中のいびきは注意が必要

いびきは、妊娠中に増加する傾向があると言われている。そのいびきが習慣化した場合は、注意が必要になる。

ある研究では、妊娠で発症した習慣化いびきが、妊娠高血圧症などのリスクが増加することが報告がされている。

睡眠時無呼吸症候群はさらに病気にかかるリスクが増える

重度ないびきである睡眠時無呼吸症候群に罹患し、それを放置してしまうとさまざまな合併症にかかるリスクが増えます。

習慣性いびき症と同様に、高血圧や脳卒中、虚血性心疾患など循環器疾患にかかるリスクも高くなりますし、突然死のリスクが健常者の2.6倍になるという報告もあります。

また、睡眠時無呼吸症候群は、そのほかに、メタボリックシンドローム、緑内障、慢性腎臓病、うつ病、認知症、ED(勃起障害)などの合併症を引き起こすと言われています。

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