治療方法について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

睡眠時無呼吸症候群の治療方法は、(シーパップ)療法(持続陽圧呼吸療法)、マウスピース(口腔内装置)療法、外科的手術などがあります。また、合併症のリスクを軽減させるためにも、生活習慣の改善を行うことが重要です。

CPAP(シーパップ)療法(持続陽圧呼吸療法)

CPAP療法は、装置からホース・鼻マスクを介し、空気を気道に送り、常に圧力をかけて気道が塞がらないようにする治療方法です。圧力は、病状・状態に応じ医師が処方します。

CPAP療法は、検査を行い一定の基準を満たせば健康保険が適用されます。

CPAP療法を適切に行うことで、睡眠中の無呼吸やいびきが減少し、熟睡感が得られるようになります。また治療を続けることにより、眠気の改善、夜間のトイレの回数が減るといった、SASの症状の改善が期待されます。

さらに、高血圧の改善や、心血管疾患のリスクが軽減する可能性も報告されています。

CPAP治療は対症療法のため、継続的に治療することが必要となります。

マウスピース(口腔内装置)療法

睡眠時にマウスピースを装着し、下あごを前方に固定して空気の通り道を開くようにする治療法です。

マウスピースの作成は、健康保険の適用となります。

手術による治療

気道閉塞の原因がアデノイド肥大や扁桃肥大などの場合には、手術による治療が行われることがあります。

また、鼻閉などが起きる鼻疾患は、CPAPやマウスピースの治療を妨げるため、手術が必要となる場合があります。

生活習慣改善

CPAP治療やマウスピースなどの治療と合わせて、睡眠時無呼吸症候群の要因や合併症のリスクを軽減するために、生活習慣の改善も必要です。

特に肥満のOSASの患者さんは、減量による軽症化が期待でき、10%の体重の減少でAHIが26%減少したという報告もあります。

また、アルコール(飲酒)は、筋肉を緩める作用があるため、いびきや無呼吸を起こしやすくします。寝つきが良くなることもありますが、夜中に目が覚めたり、浅い睡眠を増やす作用もあるため、減酒を心がけましょう。

参考文献
日本呼吸器学会 / 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業「難治性呼吸器疾患・肺高血圧症に関する調査研究」班 (監), 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020, 南江堂, 2020.

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SASは専門の医療機関を受診し検査を受けることによって判定できます。
いびきやSASについて心当たりのある方は、ぜひ一度ご相談されることをおすすめします。

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