「良い睡眠」取れていますか?

SASやいびき、ねむりに関する特集

世界睡眠の日 2020

2020年の『世界睡眠の日』は、3月13日

『世界睡眠の日(ワールド・スリープ・デー)』は、健康的な睡眠の重要性と睡眠が抱える問題に目を向けるために、世界睡眠協会(World Sleep Society)によって制定されました。毎年春分の1週間前の金曜日と決められており、今年は3月13日金曜日です。

2020年のスローガンは「Better Sleep, better Life, better Planet(より良い睡眠、より良い生活、そしてより良い地球へ)」とされ、「良い睡眠が良い生活をもたらし、ひいては地球環境へも貢献をもたらす」という意味が込められています。

良質な睡眠の重要性

このサイトでもお伝えしているように、良質な睡眠は、疲労回復だけではなく、病気予防にもつながります。

人生の3分の1を睡眠に費やしており、睡眠時間を削ると、うつ病などの精神疾患を引き起こしたり、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めたりすることが、さまざまな研究によって分かっています。

日本人は、睡眠をおろそかにしがち

今年もフィリップスは睡眠に関する調査を全世界で行いました。その調査データから、日本人と睡眠の関係を世界と比較しながらご紹介いたします。あなたは普段、どのように睡眠を捉えていますか?

日本人は睡眠に対する満足度が低い

睡眠に対する満足度

睡眠に対しての満足度が、世界平均よりも低いようです。無呼吸ラボでは、睡眠の質を高めるための方法をご紹介しています。気になる方は、普段の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

睡眠時間を改善するための新しい情報に興味が薄く、新しい製品を試さない傾向がある

睡眠製品に対する興味

日本人で、新しい睡眠製品を勧められた場合にそれを試そうとする人の割合は世界平均の半数以下。特に新しいツールを取り入れることに抵抗があるようです。特別なものを使わなくても、睡眠のリズムを整える方法があります。

睡眠時無呼吸のうち3分の1の人がパートナーに指摘され、睡眠中に呼吸が止まっている(睡眠時無呼吸である)と気づく

睡眠時無呼吸をパートナーに指摘される割合

世界平均に対して、睡眠時無呼吸の深刻な状況を認識している日本人の割合は半数以下でした。睡眠時無呼吸は、習慣的ないびきと関連性があると言われています。

普段からいびきをかいている人は、一度、睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックをされてみてはどうでしょう。

成人の約60%は、睡眠が身体的および精神的な健康に重要であり、よく眠ると気分が良くなると報告している

よく眠ると気分が良くなる割合

睡眠が健康に対して重要であるという認識は、多くの日本人が持っているようです。また、良い睡眠が精神面へ良い影響を与えることも体感しているようです。しかし、世界では80%以上の人がそのように認識しており、日本人の認識は実はまだ低いことが分かります。

睡眠と「こころ」は密接に関係しています。眠れない状態が長く続く時は、医療機関に相談することも大切です。

平均睡眠時間は平日夜に6.4時間、週末夜に7時間

平均睡眠時間のグラフ

世界平均は、7.5時間。週末の睡眠時間でさえも日本は短い状態です。ただし、これは、あくまでも「平均」であり、適切な睡眠時間は体調や年齢、季節によっても変動をします。ご自身にあった時間を確保するようにしましょう。

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